2017-05-18 第193回国会 参議院 環境委員会 第14号
レッドリストでは絶滅のおそれがあるとされた種の中で、沿岸の浅海域の干潟や砂泥地に生息する種が複数挙げられています。これらはかつて広く分布していましたが、埋立てや干拓、環境悪化で生息の場が失われてきた結果、数を減らしてしまったものです。 残された数少ない干潟や砂泥地を種の保存法の生息地等保護区で守ることができるのか、そういう懸念がございます。なぜならば、こうした場所は権利関係が複雑です。
レッドリストでは絶滅のおそれがあるとされた種の中で、沿岸の浅海域の干潟や砂泥地に生息する種が複数挙げられています。これらはかつて広く分布していましたが、埋立てや干拓、環境悪化で生息の場が失われてきた結果、数を減らしてしまったものです。 残された数少ない干潟や砂泥地を種の保存法の生息地等保護区で守ることができるのか、そういう懸念がございます。なぜならば、こうした場所は権利関係が複雑です。
四点目は、干潟、浅海域についてです。 レッドリストで絶滅のおそれがあるとされた種の中で、沿岸の浅海域の干潟や砂泥地に生息する種が複数挙げられています。これらはかつて広く分布していましたが、埋め立てや干拓、環境悪化で生息の場が失われてきた結果、数を減らしてしまったものです。 残された数少ない干潟や砂泥地を種の保存法の生息地等保護区で守ることができるのか、こうした懸念があります。
次に、干潟や浅海域の保全の国際的な枠組みとしてラムサール条約があり、条約湿地への登録とその法的担保措置として国立公園等の保護地域、鳥獣保護区、河川法などの例があります。 今後、さらに活用すべき法として、水産資源保護法を初め関連する法令に、生物多様性の保全を目的と位置づけることも求められるのではないかなというふうに思います。 環境省、水産庁、それぞれの考え方を簡単に伺いたいと思います。
これまでには河川法を保護担保措置として登録した渡良瀬遊水地の例もあり、今後とも、関係省庁とも連携しつつ、干潟や浅海域を含むラムサール条約湿地の新規登録を進めてまいりたいというふうに思います。
サンゴ礁は地形的にも生態的にも砂浜、干潟、藻場などの浅海域と一体となり、本県における海洋生産の基盤を成している。 本県水産業は、これらサンゴ礁などが持つ大きな生産力を拠り所としており、これらの海域は本県水産業の重要な基幹作目であるモズク養殖の場であるとともに、多くの有用な魚介類が生育する重要な場所である。
沖縄の海を特徴付けるサンゴ礁が、地形的にも生態的にも砂浜、干潟、藻場などの浅海域、浅い海域と一体となり、本県における海洋生産の基盤を成しており、多くの有用な魚介類が生育する重要な場所であるとして、岩礁破砕など海域を改変する行為には細心の注意を払う必要があると。これは、サンゴ礁も岩礁と一体になって魚介類の基盤になっているというんですよ。
サンゴ礁は地形的にも生態的にも砂浜、干潟、藻場などの浅海域と一体となり、本県における海洋生産の基盤を成している。 本県水産業は、これらサンゴ礁などが持つ大きな生産力を拠り所としており、これらの海域は本県水産業の重要な基幹作目であるモズク養殖の場であるとともに、多くの有用な魚介類が生育する重要な場所である。
先ほども御答弁いたしたところでございますけれども、普天間飛行場の代替施設への移設計画におきましては、飛行場の施設のほか、故障したヘリコプター等の航空機を輸送する船舶が接岸する護岸、それからキャンプ・シュワブに存在いたします浅海域から陸上へのアクセス用の施設が埋め立てに伴い機能を失いますので、その代替施設としての斜路、これらを整備することと承知をしております。
○冨田政府参考人 繰り返しで恐縮でございますけれども、現在予定しておりますのは、先ほど御答弁申し上げた、故障したヘリコプター等の航空機を輸送する船舶が接岸する護岸と、キャンプ・シュワブに存在する浅海域から陸上へのアクセス用の施設が埋め立てに伴い機能を失うことから、その代替施設としての斜路、これらを整備することにしているところでございます。
干潟、浅海域の保全の遅れというのは本当に喫緊の課題の一つで、環境大臣に最後にお聞きして終わりますが、これまで設楽ダム建設による希少種への深刻な影響、それから豊川水系流域、三河湾への影響について私、それぞれ指摘してきましたけれども、これほどの環境破壊がはっきりしている事業であり、目的もことごとく破綻しているわけですから、希少種の保護、生態系の保全、環境保全の観点から国交大臣に事業の中止をお求めになるべきだと
この調査につきまして、同試験場におきましては、十月に雨が多いと翌年の遡上率が向上するという分析をしておりまして、その理由としては、まとまった雨により河川から栄養塩が浅海域に供給され、浅海域の珪藻などが増加することによって、アユの稚仔魚のえさとなる動物プランクトンが増加するのではないかという仮説を挙げているところでございます。
これらの検討に際しては、特に浅海域の藻場・干潟等は、一般に生物生産性が高く、底生生物や魚介類の生息、海水浄化等において重要な場であることを考慮するものとする。 ということが記載をされているわけであります。
山口県の資料を見ますと、私もこれを実は調べていて、山口県が、「浅海域の保全等」というところで、その根拠として出されている資料が第四回自然環境保全基礎調査海域生物環境調査報告書、一九九四年三月、環境庁作成の資料を最初見ましたら、この中にも書かれているんですが、「山口県の瀬戸内海沿岸海域には総面積二千百十三ヘクタールの藻場があり、響灘に最も多くみられる。」
私はその現地を見させていただいて、一体それだけの広大なところを、もし人工海浜を作るとしたら、その砂どこから持ってくるのかしらということも本当に心配になりましたけれども、とにかく新たな事業で既存の浅海域を埋めて人工海浜を作れば、そこの自然環境も壊す、生物多様性に重大な悪影響を与える、このことは明らかだと思います。
湿地、干潟を守る法体系、干潟浅海域保全基本法といったような、そういうふうな、まず自然を残そうという法体系のもとで、初めて自然再生ということがきちんと論じられるのではないだろうか。 また、一方では、臨海開発の最も大きな手段であった公有水面埋立法、これは昭和四十八年に改正されましたけれども、基本的にこれは開発推進のための法律です。
是非守るべき大切な干潟、浅海域であります。 ところが、今、沖縄総合事務局と沖縄県が泡瀬干潟百八十七ヘクタールを埋め立てようとしています。これは、隣の中城湾新港地区を特別自由貿易地域として開発するために港湾工事で発生するしゅんせつ土の土捨て場にしよう、そういうひどい計画なんですね。埋立てしたって、もう来る企業は二つしかないというのははっきりしているわけですから、土捨て場なんですね。
このまま土捨場としての工事によって貴重な干潟、浅海域が破壊されるのを黙認していたら、私、環境省の存在価値が問われると思います。環境省として、移植実験の現場をしっかり見て、責任を持って評価をしてください。 私、現場に行って、本当にひどいと思いました。もう怒りが込み上げてきました。私、四キロずっと歩きました。海の砂の上を歩きました。
それから、干潟とかあるいは浅海域、これは地球温暖化を防止する上で非常に大きな役割を果たしているんだ、だけれどもそこを公共事業で埋め立ててしまう。それの環境問題での是非もあるんですけれども、要るか要らないか、無駄じゃないかというような、そういう議論があるわけですね。
九月の中間報告は、調整池内の干潟、浅海域の水質浄化能力の評価や調整池内の水質や浮泥の周辺環境や赤潮発生への影響を解明するために排水門をあけて調査する必要があるとしています。 ところが、農水省が第三者委員会に出した開門調査の案は極めて限定的なものです。水門の常時開放を行うのではなくて、水位を二十センチだけ変動させる、そういうことですから、排水門の開閉を調節をすることになります。
これも浅海域や干潟を守るということは、それこそ地球温暖化の問題とも深くかかわりがあると思いますので、その点について伺っていきたいと思います。 まず、前回の質問の後、私、十一月八日に現地に行きました。始まったばかりの海草の大規模な機械移植の現場を見てまいりました。大型機械で海草を一メーター掛ける一・五メーターぐらいの大きさで、厚さというか深さ二十センチぐらいから根こそぎとります。
泡瀬干潟を含む中城湾の浅海域につきましては、まとまった規模の海草藻場が分布していること、それから非常に数多くのシギ、チドリ類が渡来していること、また希少な野生動物が分布しているというような、各分野の専門家からの御指摘を踏まえまして、これらの生物が生息できる環境が大事だと、そういう視点から重要湿地として選定したものでございます。
○国務大臣(川口順子君) 環境省といたしましては、中城湾の海域、浅海域につきましても、現在行っておりますシギ、チドリのモニタリングの調査を初めといたしまして、保全に必要な情報の収集に努めてまいりたいというふうに考えております。 それから、中城湾において開発計画を持っていらっしゃる事業者の方に対しましては、重要湿地の選定の内容を十分に踏まえた保全上の御配慮をお願いをし、期待をしております。
藻場の造成と干潟、岩礁など浅海域の確保が重要であると考えます。 三つ目は、輸入の問題であります。 輸入の増大に伴う価格の低迷が漁業不振の要因となっていることは、先生方も十分御理解いただいているところであります。IQ制度の維持とセーフガードの発動による輸入の制限措置を機動的に発動することが必要であると考えます。 特に、長崎の周辺の海域は日中韓三国が操業しております。
○武部国務大臣 従来から環境省と密接に連携をとりながらその対策に努めてきたところでございますが、具体的には、ナホトカ号油流出事故の際の浅海域への環境影響調査、有明ノリ問題における調査、また内分泌攪乱物質、いわゆる環境ホルモンに関する調査などにおいて環境省と十分連携してまいったところでございます。
また、重要な漁業資源であるイシガレイ、これが稚魚の段階を浅海域で過ごしているという東北水産研究所の研究についても以前私、国土・環境委員会で指摘をしました。実は、東京湾でも同様で、神奈川の水産研究所の主任研究員の話によりますと、神奈川県でとれるイシガレイ、これはかなり高級ガレイとして高く売れる魚だそうですが、その多くは三番瀬などの干潟で成長するということだそうです。
鹿児島大学の佐藤助教授によりますと、諫早湾の干潟、浅海域が一度に失われてしまったために、有明海奥部の富栄養化が急速に進んだ可能性が高いこと。九七年以降、有明海奥部での赤潮が頻発していて、特に、有明海でかつては出現したことがない有毒性プランクトン種による赤潮が発生していること。